AIアプローチの集中授業が刺激となって、連続読書中!
8月の4日間の集中授業「AIアプローチ」は、私にとって刺激的な内容でした。これまでのいろいろな出来事がつながり、またこれからの残された人生のありようを刺激してくれる体験になりました。
それは、徳島から名古屋に来て、名古屋大学大学院に入り、修士論文で扱った印象形成に関する基礎研究で、ポジティブな形容詞とネガティブな形容詞の両者の関連性を調査した結果について、非対称な関係であったこと。このことは、ポジティビティとネガティビティを考える時のヒントが詰まっているように想像しています。まだ、研究結果を正確に思い出せないので、修論を引っ張り出して、再検討をしてみたいと考えています。
きっと、このポジティビティとネガティビティの不思議がずっと、頭の中にあって、大学での仕事が始まったのです。南山短大人間関係科に赴任して、初めて出会ったTグループ。これも不思議な、そしてインパクトのある体験でした。ただ、その中にいる、トレーナーの存在の偉大さや影響力の強さに驚くとともに、Tグループ参加者自身がプロセスを理解し合いながら、学ぶ体験にならないかと、ラボラトリー方式の体研学習の原体験を得たのでした。
トレーナーは、参加者の思いもよらぬ言動を指摘し、驚かせ、ハッとさせて体験から学ぶように働きかけるのが、名トレーナーであると思わされていたようです。それを打ち破りたい、もしくは、そのようになることが怖くて、Tグループを避け炊いたところがありました。
その一つの大きな課題に、光を当ててくれそうなのがAIアプローチではないかと感じています。まだまだいくつかのことが繋がっています。
そのような中で、まず、「ポジティブな人だけがうまくいく3:1の法則」(バーバラ・フレドリクソン著、植木理恵監修、高橋由紀子訳、日本実業出版)を読みました。ポジティビティの重要さを根拠をあげながら、解説してくれています。とても刺激的な本でした。
それに続き今「ハイコンセプト」(ダニエル・ピンク著、大前研一訳、三笠書房)を読み始めています。これも刺激的な本です。私にとってかなり次に次にと読み進めたい展開になっています。左脳主導思考から右脳主導思考への展開の必要性、それは、右脳が主役の「ハイ・コンセプト」「ハイ・タッチ」時代への到来を明確に記述してくれています。
そして、その時代に必要な6つの完成として、「デザイン」、「物語」、「全体の調和(シンフォニー)」、「共感」、「遊び心」、「生きがい」を取り上げて丁寧に説明してくれています。
実は、まだ「物語」までしか読んでいませんが、説得力があります。大学生には、ぜひ読んでもらいたい書籍の一つになりそうです。
読者の方は、ぜひ,読んでみてください。
そして、次の書籍として、amazonでポジティブ心理学の提唱者マーティン・セリグマン著の「世界でひとつだけの幸せ」(マーティン・セリグマン著、小林裕子訳、アスペクト)を取り寄せました。
とにかく、今夏のインパクトのある3冊のなりそうです。