愛知県看護協会主催現任教員研修の二日目「教育ファシリテーション」を行う
台風模様の天候の中、本日(9月2日)表題の研修が行われました。
参加者は、38名。6人グループ4,7人グループ2と、少し大きめのサイズで実施。
9時30分から始まり、午前中は、一日の研修のねらいと日程を紹介した後、同心円実習を行い、その後「コンテントとプロセス」のお話。それに続いて、プロセスから学ぶ体験学習の循環過程についてのお話。
10時45分休憩。10時55分再開。
実習「おもしろ村」を実施。6グループ中、2グループ全問正解、3グループ2問正解、1グループ残念賞。ふりかえり用紙に記録後、わかちあい。グループメンバーが7名と言うこともあり、少し長く時間がかかりました。12時35分頃分かち合い終了。インタビューをしましたが、1グループから発言がありました。
昼食タイム。13時40分まで。昨日、iPod touchにたくさん曲を録音したので、静かな教室に、小野リサのボサノバ曲を流す。
午後1時40分再開。「JOHARIの窓」の話をする。プロセスから学ぶラボラトリー方式の体研学習で大切な要素として、この「JOHARIの窓」の話は、私にとって必須。特に、今日は、教育担当者の研修と言うこともあり、ふりかえり用紙とわかちあいで行いたかった意図の一つとして「JOHARIの窓」を話す。
その後、再度、氷山図の話。特に、リーダーシップの2大機能である課題達成の機能と集団の形成・維持機能について話をする。そして、ファシリテーターの働きのファシリテーションには、大きく二つ。特に、今日は二つのファシリテーションを学んでもらうと話す。
一つは、課題を達成する(コンテントの)ためのファシリテーションといったらいいでしょうか?それは、2つのリーダーシップ機能をメンバーが果たしているか?果たしていないなら、ファシリテーターが補うといったファシリテーション。
もう一つは、プロセスだけに関わろうとするファシリテーション。特に、今日は、プロセスをふりかえり、そのふりかえりから、メンバーの成長やグループの成長をめざす体験から学ぶことを促進するファシリテーターの働きとしてのファシリテーション。
この二つ目のファシリテーションは、なかなか難しいファシリテーションです。なぜなら、どうしても、コンテント(話題)に引き面レ手しまうからです。
ファシリテーター役、オブザーバー役をおき、後はメンバーとなって、特定のテーマでのディスカッションでのファシリテーション1の働きと、そのグループ討議のふりかえりをするファシリテーション2の働きを体験していただき、その後、オブザーバーとともに、ファシリテーターのありようをめぐって、ふりかえり&わかちあいを行っていただきました。
たくさんの気づきがあったようです。インタビューでも、幾人かは気づきや学びを話してくださいました。
そして、最後に、教育ファシリテーションについてお話をして研修を終了しました。
多くの気づきと学びがあったことを願っています。