AIアプローチ集中講義2日目プログラム終える
本日(8月7日)、午前9時20分からスタートし、午後5時近くまで松瀬理保さんを迎えてのAIアプローチの集中講義の2日目が行われました。とても充実したプログラムでした。
午前のプログラムは、15分ほどのチェックインの後、昨日の「ハイポイントインタビュー」のふりかえりから始まりました。特に、ストーリーテリングの意味など、資料をもとに話し合いました。その後、全体で分かち合いをしながら、AIの特徴を松瀬さんからお話を聞きました。
その後、某企業で取り組まれたAIアプローチの試みと成果を出した映像(第4部構成)の第2部まで観ました。VTRのDISCOVERYのステージで気づいたことをわかり合いました。
そして、自分たちのハイポイントインタビューで得たキーワードから、「ポジティブ・コア」を探求する時間がありました。それは、キーワードや想いを参考にしながら、個人や組織にエネルギーを与える、活力を与える要因を自由に表現するという課題に取り組みました。特に、メタファ(隠喩)でとらえて表現をしてみることが促されました。10分の話し合い、30分のクリエイティブな作品づくりに取り組みました。
プレゼンテーションをして、午前の部が終了。午後1時近くなっていました。
午後の後半は、創ってみてのふりかえりから始まりました。その後、全体シェア。松瀬さんからコメントをいくつかもらいながら、その後、3つのグループの作品に共通しているところを探求する時間がありました。
この3つのグループ共通の「ポジティブ・コア」探求はとても興味深かったです。「多様性」「新しいものが生まれる」「環境からの影響」「循環過程」「相互関係」「生成的・発展的」など。
AIアプローチは、ポジティブアプローチと呼ばれたり、生成的なアプローチと呼ばれるとのこと。AIアプローチは、社会構成主義的なアプローチであり、一人一人の中にリアリティがあり、ともに創り出す・生み出していくことの大切さを学んでいきました。
そして、後半は、VTRの後半第3部、第4部の最後まで観ました。感想を全体で分かち合い、次回(8月月末)の2回に向けての宿題(ハイポイントインタビューの問いかけづくり)が出されて終了。
特に、映像の最後を観て、分かち合いをしているときに、企業のある課題(成績)があがる結果が示され、めでたしめでたしで終わるシーンに違和感というか、不思議というか、疑問に近い気持ちがわき起こりました。
こうしたAIアプローチのインパクトの強さ故というのもありますが、結局企業のためにいかに社員をやる気にさせるか、人を動かす方法(道具)として、AIアプローチが使われていることに、津村としては、怖さを感じざるを得ませんでした。
ちょっと強く言い過ぎかもしれませんが、・・・。これは、組織の活性化のために何かAIアプローチが使えないかということから活用したとのことです。それは、AIアプローチをやるということが目的ではなかったとのことです。
しかし、やはりこうしたアプローチは、答えがない組織、コミュニティ、たとえば、平和のためのプロジェクト、とか地域づくりなど、より民主的な風土づくり-一人ひとりが生き生きと生きる社会作り-(それが目的)において活用されることが大切なのではないかと感じました。
いかにこうしたツールを使うのか、最終の目標が何か?ということを、しっかりと認識して、活用していく必要があるのではないかと強く思っています。