2010年度第1回体験学習実践研究会が開催されました!
本日(5月15日)土曜日、午後1時30分より、久しぶりに体験学習実践研究会を開催いたしました。
参加者も、久しぶりの顔ぶれ、また初めての方と、18名ほどの参加がありました。ありがたいことです。
まず受付と名札づくり、13時30分、初めに研究会再開のご挨拶をし、参加者一人一人、自己紹介と今日この研究会にやって来た今の気持ちを語っていただくチェックインからスタートしました。
14時10分から、愛知県立起工業高等学校でのグループワークのラボラトリー方式の体験学習を100名近くの生徒に実施した報告を日本体験学習研究所(JIEL)研究員の水野さんが中心に報告をしてくださいました。
ちょうど、起工業高等学校の担当の先生もお見えだったので、生徒の日常のお話から、今回のグループワークの試みの意図などのお話を聞きながら、3時間のプログラムの流れの話とその影響やその場にいるファシリテーターや教員の関わり方についてディスカッションすることができました。
実践報告後の質疑応答は、100名もの生徒を集めての大きな事業が実施できた学校側の要因や教員の実施に向けての体制づくりについての質問、また大勢を集めての体験学習実施時のファシリテーターの心構えなどについての質問がありました。また、生徒がこうした体験をする前の教員からのアナウンスやその後の指導などについての質問がありました。
いかに学校の教員がこうしたラボラトリー方式の体験学習の理解が大切であるか、そのためにはトライアルなど実習への理解が必要であるのではないかなどの意見も出ました。
また、こうした体験に入るための生徒の心の準備などもまた大切になるでろうとの意見もありました。また、グループ活動に取り組めない生徒やふりかえりの記入やわかちあいに入り損ねているような生徒への介入の仕方の難しさなども話し合われました。
さらに、学外者としてはいるファシリテーターチームの思い(何を大切にかかわるか?など)や意思統一の大切さや、学校教員と外部ファシリテーターとの関係づくりをして体験学習の考え方などの共有化が必要であることも議論されました。
貴重な報告と質疑応答の時間を過ごすことができました。15時25分頃一区切り、コーヒーブレイクタイム。
休憩を挟んで、15時40分頃から、國武恵さんの紹介による「落とし物報告」という実習を体験しました。小学校で体験できるプログラムとして、45分間の実習体験でした。16:30分頃まで行いました。
その後、國武さん自身は、横浜に帰る予定があり、実習体験後のフィードバック時間をともに過ごすことができませんでしたが、実習課題のおもしろさやそのふりかえりから学ぶ幅広さについて、たくさんの意見が出されました。
やはり、ラボラトリー方式の体験学習の実習実施に関するフィードバックセッションは、とても重要な時間であることを再認識することができました。また、さまざまな人が集まり、その体験の違いがあることがとても学びの幅を広げてくれることと深めてくれることも実感することができる研究会になりました。
最後に、16時50分頃から、今日の全体のふりかえりもかねて、研究会を終えるにあたっての思いをそれぞれ語っていただき(チェックアウト)、本日の研究会を修了することができました。ちょうど17時頃になっていました。