2日間の日体研第12回全国大会終了しました!

昨日12月4日(土)5日(日)、日本体験学習研究会第12回全国大会が開催されました。
230名あまりの方々が参加してくれたようです。参加者数の正式発表は今しばらくお待ちください。
昨日は、懇親会後、さらに学部生がアルバイトをしている居酒屋に出かけて、夜12時過ぎに帰宅しブログでも報告もできないままでした。
さて、初日は、5つのワークショップが開催されました。
私が担当のワークショップ「初めて学ぶ!ラボラトリー方式の体験学習」には10人ほどの参加者があり、さらには学部学生のスタッフの人たちが入り、20人にほどの参加者になりました。
先日、このブログで紹介したプログラムを実施しました。学生も入れていただいてのグループワーク、一般の参加者の皆様方にとっていかがでしたでしょうか?
ふりかえりの時間は、十分にとまではいきませんでしたが、4グループとも丁寧にふりかえり・分かち合い行っていただきました。
時間の限りがある中でしたが、15分ほど延長させていただき、インタビューとコメントの時間もとらせていただきました。
このワークショップは、USTREMにて、ライブ放送をさせていただきました。
どうも、残念ながら、レコーディングがされていなかったようで、今USTでライブのホームページを見ると、見ることができないようです。が、カメラで録画をしているので、写りがよさそうなら、UTUBEにアップすることも考えてみます。
さて、午後1時より、開会式が始まりました。
南山大学D棟5階の絨毯敷きのD51教室には、100人余っての参加者が集まってくださっていました。
ようこその挨拶から始まり、今日のレポートセッションとエクササイズセッションの案内が行われました。
午後は、いくつかの会場に分かれて、レポートとエクササイズのセッションが行われました。
そして、全セッション終了後、午後6時30分から、懇親会が開催されました。懇親会にも80人いや、学生スタッフも入れると、100人余っての参加になったかもしれません。
賑やかに交流を楽しみました。たくさんのワインの差し入れもあり、たっぷりとワインや日本酒を楽しむことができました。
ここのところ恒例になっている、学生スタッフによる出し物「踊るポンポコリン」の替え歌で、会場を大いに笑いの渦に巻き込んでくれました。そして、津村も、10年以上ぶりに、亜子スティックギター用のアンプを持ち出し、南短人関時代に作詞作曲した歌の弾き語りさせていただきました。熱心に聞いていただき、感謝です。
そして、翌日のセッションのご案内を発表者からしていただき、お開きとなりました。
そして、一日の片付け後、何人かのスタッフと、さらに学生がアルバイトをしている居酒屋に出かけて、充実した一日が終わるのを惜しみました。
12月5日(日)今朝、午前8時30分集合。午前9時30分からのエクササイズセッションが行われました。中直をはさみ、レポートセッション。津村は、看護師対象の「グループマネジメント」研修の報告を行いました。
まずは、シェアード(責任共有の)リーダーシップの必要性を話、そして、具体的な研修のプログラムのお話を30分ほどさせていただきました。その後、20分ほど、質疑応答の時間をとりました。
今回発表の研修の一つスタイルは、ファシリテータートレーニングやグループマネジメントのプログラムの原型になるのではないかと感じています。さらに、実践を重ねながら、プログラムを洗練させていきたいと考えています。
最後は、教育ファシリテーション専攻のM1の院生による全体会プログラムが実施されました。
まずは、2日間のプログラムの合間にとった写真のスライドショーから入りました。2日間をフラッシュバックするにはとてもすばらしい作品だったと思います。
その後、今回のキャッチコピー「誰でもチャレンジ、ここからチェンジ」をテーマに、この2日間で、チャレンジしたこと、チェンジしたことを付箋に書き出し、それぞれの付箋を「チャ君(チャレンジ)」「チェ君(チェンジ)」の絵に貼り付けることをしました。
それぞれの日体研、聴かせていただくことができました。後で、全体で眺めました。
いくつかのチャ君、チェ君を紹介します。
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その後、閉会に。
閉会の中で、日体研への期待や要望、願いなどを全体の中で聴かせてもらいました。貴重な意見が出されました。
・エクササイズセッションなどで、ラボラトリー方式の体験学習以外のアプローチの発表へのフィードバックが、偏りがあるのではないか、少し、ネガティブなフィードバックになってしまっているのではないかといった懸念の声を聞かされました。貴重な意見です。どのような思いで、フィードバックセッションで感じているのか?3時間のエクササイズセッションでは、2時間で実習を完結し、1時間のフィードバックセッションをもっていますが、時間的にも厳しいことはあるものの、そのフィードバックでどのようなことが起こっているのかをしっかり気づき、そこにも働きかけることが必要としていることを思いました。そのプロセスへの気づきと変革すること自体が、ラボラトリー方式の体験学習のコアの部分ですから・・これからもっと大事にしていきたいものです。
・初めての参加者にとっては、少し閉鎖的になってしまっていないかの懸念です。2度目の参加になるとなれて、大丈夫なのだが、1回目は少し、そうした参加者に配慮する必要が有ることを語ってくださいました。また方策として、初めて参加者は、名札の色を変えるとか・・・なかなかおもしろい、アイデアを含めて、これまで私どもが考えなければいけないと、話し合ってきている点です。この視点を全体の場で、オープンにしていただけたこと幸いです。次回にはもう少し工夫があってもいいかもしれません。名札の色まで変えてしまうと参加者のフラットな関係、対等な関係が崩れてしまってもいけませんので、名札に、初心マークのシールを貼るとか、長く来ている人には、違うシールを貼るとか、一工夫してみたいものです。
・3際ぐらいのお子様連れ参加がありましたが、その方から、子ども連れで来てよかったのかの懸念が表明されました。このことも、私どもは全面的に賛成です。色々違う人々が集まるが故に学び合えることがあります。また、他の参加者からは、小さなお子様がいてくれたことで、場が和み、場があたたかい空気に包まれたといったような発言が生まれました。今後も、ぜひ、子連れ参加者が増えることを願っています。
以上のようなご意見をいただきながら、閉会となっていきました。
津村として、最後に、私たちがなぜ体験学習を実施するのか、その先にあるもの、ディレクションをしっかりもつ必要性を語らせていただきました。
私には、一人一人の意見や気持ちが大切にされてともに過ごすことができる社会づくり、コミュニティづくりをめざしたいと考えています。関係の中で、今ここで起こっていることに気づき、そのプロセスに働きかけることを通して、民主的な風土の社会づくりを行おうとしているのです。今すぐに、自分のフィールド、自分の教育現場で実現できなくとも、ずっと先にある自分自身のパッションは大切にしていきたいものです。
先日のボブとの対談の時に、ボブが話してくれた「毎日お風呂に入っているように」こうしたかかわりができる、現場を創りたいものです。
今日のブログは長くなりました。お読みいただきありがとうございました。
最後の最後になりましたが、ご参加いただいた皆様、そしてスタッフの運営委員のみなさま、そして学生スタッフのみなさま
ありがとうございました。 そして、また来年よろしくお願いします。