組織開発ラボラトリー 第三日目
本日は、2011年1月24日(月)清里、少し曇り空。
組織開発ラボラトリーも第三日目の午後のプログラムを終了したところです。
とっても充実したセッションを、参加者の方々は過ごされているようです。
プログラムは、2月22日(土)から28日(金)までの6泊7日というとても長いワークショップです。
それだけ時間をかけて、ゆっくりとじっくりと学び合うプログラムのワークショップのようです。
「ようです」というのも、変な表現ですが、米国NTLより招聘したDr.Robert, J. Marshak氏がデザインされたプログラムで、私自身も初体験のです。
基本的には、午前中は、レクチャーセッション、午後は、アプリケーションセッション、夜は、テーマセッションのプログラムです。
たとえば、今日のレクチャーセッションでは、隠れたプロセスのとらえ方について、いろいろな視点からのお話を聞きました。
まずは、いわゆる、タスクとプロセスといった視点からの説明。特に、タスクとメインテナンスの働きに着眼してのお話。
特に、隠れたプロセスに気づくために、
①検証しないままで仕事(タスク)が進んでいることはないか?
②無意識的に個人やグループが動いていることには何があるか?
③グループの中にある規範に気づいているか?
そして、
グループの隠れたプロセスを示すダイナミックな図が示され、隠されたプロセスに気づく視点として、
・テーブルの上にのっているプロセス(タスク、話題、課題など)
・テーブルの下にあるプロセス(感情、思考、恐れ、欲求など)
・雲の上にある語られないプロセス(夢、願い、希望、可能性など)
・プリズム(信念、価値、仮定、理論)
・無意識の領域(抑圧、投影、補償、未開発の権力など)
これら5つの視点からグループを見ることが大切であるとのこと。
以上の5つについて、とりわけ、無意識の領域の要素についてはずいぶん丁寧にレクチャーを聴くことができました。
そして、実際に、グループディスカッションをボランティアグループが行い、上記のそれぞれの視点から、観察をしながら、さらに理解を深めていきました。
午後は、自分の現場の問題を絵に描き、その絵をもとに、対話を続け学びを深めるアプリケーショングループのセッションがありました。
ずいぶん、自分自身への気づきが深まられているようです。
私自身は、アプリケーショングループに入っていないので、最後のチェックアウト(スタンディングサークル)の時に、参加者のみなさんの気づきや万尾を聞かせてもらっています。
その中から充実感を感じています。
夜は、テーマを決め、ディスカッションをしながら、テーマである課題を深めることと、そのグループワーク体験の隠されたプロセスを扱いながら、学ぶテーマグループセッションがあります。こちらのセッションでも、かなり隠されたプロセスの理解とアプローチが行われるようです。