知人のお誘いで「児童・生徒が勉強するよう教師はいかにして動機づけるか」ワークショップに参加

本日、2010年8月3日(火)、甲賀市甲賀市・寺庄公民館にて、講師としてジョセフ/ペルグリーノ博士(モントリオール個人心理学研究所理事長)を招かれて、岩井俊憲(ヒューマン・ギルド代表) がファシリテーターでワークショップが行われました。通訳には、埴原由美さんが担当してくださいました。
名古屋から、車で飛ばすこと1時間40分。車には古いナビしか載っていないので、新名神はなく、空を飛びながら、甲南ICで折り、そこからは、ナビを頼りに、寺庄公民館に。
ちょっと余裕をもって出発したので、余裕をもって9時30分に到着。たどり着くと、墨字でやさしいようこその看板。
R0011955.JPG
ホストの重森裕二さんとその仲間の方々に暖かいお迎え。
10時にワークショップがスタート。
一つの机に4人組、5つのグループに分かれてスタート。
ワークショップの進め方は、基本的に、テキストの1章ずつ黙読をして、グループでその内容の分かち合いをしながら、テキストの内容の理解を深めていくという方法。
テーブルにも、手作りのかざりが・・・
R0011956.JPG
午前中は、大まかな進め方と基本的な考え方の理解の時間。
「児童・生徒が勉強するようにいかに動機づけるか」基本的な心理学で言われていることことなど、そして教師には教える内容(教科)の知識といかに教えるかといった教育学的なアプローチの大切さなどが語られた。
児童/生徒がやる気の発達に影響を与える要因として、
教えること、勉強すること、そして他の要素について考える。印象に残ったのは、『勉強にやる気がない児童・生徒は、勇気をくじかれた人たちです」というメッセージ。いかに子どもたちに勉強することが楽しい経験になるかということが大切。
児童・生徒のやる気の要因について研究はどう言っているか?について児童の問題、教師の問題、関わりのありようなど、幅広く点検。
昼食は、500円で。おにぎりとたこ焼き。そして手作りパン。さらには、流しそうめん&スイカ割り。ペルグリーノ博士も大喜び。楽しい昼食タイムになりました。
午後から、基本的欲求をペルグリーノ博士が13の基本的欲求を5つのカテゴリに分類をされていることを理解し合う時間から始まりました。
それらは、信頼感・自信・自尊心・愛・感謝の気持ち。
いかにこれらの基本的な欲求を満たすような教師のかかわりができるかどうかが、とても大切になるという話しです。
その後、具体的な児童・生徒を動機づけるための授業の組み立て方や組織化、教えること・学ぶこと・評価のすること、様々な動機づけの方法をめぐって、テキストを読みながら、グループのメンバーと話し合うセッションがずっと続きました。
なかなか英文の和訳を読むことで、少し理解がスムーズに進みにくいところがありました。私の年のせいかもしれません。少々、理解力のなさに、愕然とするシーンもなんどかありました。
ペルグリーノ博士の話(コメント)もなかなか興味深いところがありました。特に、評価をめぐっての意見交換はなかなかおもしろかったです。
また、別の機会に書き込みたいと思います。
R0011954.JPG
前に立っているのが、甚平姿のペルグリーノ博士です。