現在、学部ゼミの内容を思案中!

2000年度に南山短期大学人間関係科から南山大学人文学部心理人間学科に移籍をして、丸10年が過ぎました。11年目に突入。
2002年度から、2000年度入学生のゼミがスタート。社会心理学ゼミとして、試行錯誤をしながら、今のゼミ運営になってきています。
新4年生がメンターとしてメンティの新3年生と、ペアになり、お互いに成長し合う、学び合う関係づくりを行いながら、それぞれの学年で研究成果を引き出し合ってきました。
今が、2000年度生を1期生として、今の3年生が2008年度生で、9期生です。メンターとメンティの関係がながーく、つながっていることになります。
そんな中、今、ゼミの内容と名称に関して、思案中なのです。
というのは、ラボラトリー方式の体験学習を特徴とする人文学部心理人間学科の専門科目の中にあって、どうも学生の体験学習にかかわる授業への参加がここ数年思わしくないのです。
集中の合宿授業もしかり、フィールドワークという授業もしかり、また体験学習をうたっているゼミもしかりなのです。
そんな中で、このまま、体験学習系の専門科目がじり貧の傾向をたどっていくことに心配と寂しさを感じ、なんとかしたいと強く思うようになってきているのです。
そこで、「社会心理学ゼミ」あらため「ファシリテーション研究ゼミ」と題して、スモールグループから大きなサイズのミーティングにおけるファシリテーターとして機能できる人材を育成することをめざしたゼミを開講しようという企てです。
まだまだ未知数なところがたくさんありますが、学部の学生たちのなんらかの刺激になり、グループのプロセスに関わりながら、グループと個人の成長にかかわっていくことができるファシリテーター養成。
また、社会変革に向けて活動ができるファシリテーターを養成できないかと考えた次第です。
まだ、現ゼミ生には、この話はしていません。明日、明後日の内に、一度全員に伝えたいと考えています。
私どもが、南山短期大学から南山大学に持ち込んでラボラトリー方式の体験学習は、人間関係研究センター、また大学院教育ファシリテーション専攻としては、それなり注目を受け、認知され評価を受けることができる道筋はできつつあるようです。
私の中で、残されているのは、学部生が社会でまさにChange Agentとして積極的に活躍してくれる人材の育成(どこまでできるかわかりませんが・・・)をトライしたいと思い始めています。