日本産業カウンセラー協会シニアコース講座「教育指導」を担当してきました!
今日は、朝午前6時起き。自宅を午前6時30分に出て、原のHCCオフィスに車を置き、新大阪駅近くの表題の研修会場に出かけました。
名古屋駅7:54発、新大阪駅に8:43着。会場には、午前9時前に余裕で入れました。
講座は、午前9時30分からスタートし、自己紹介に引き続き、本講座「教育指導」における学習のねらいと講義の要旨を示し、3時間のコースとしてはかなりの広がりのあるテーマを扱うことを、まず理解していただきました。
その後、私のたてた、3時間の講座のねらいを再度確認して、プログラムの流れを紹介し、プログラムに入っていきました。
まず、各自のこの講座で取り組みたいねらいを書き出していただいた後で、再度、「研修プログラム設計で大切なことは?」を提示して、各自で今考えられることを拾い出していただきました。かなり、いろいろな角度からリストアップしてくださっている方が大勢見えました。
そして、グルーピングをしました。自分たちで作っていただくか、津村が番号を振って作るか、参加者のみなさんに投げかけながら様子を見る限り、津村が数字を割り当て、自動的にグルーピングをした方が良さそうな感じだったので、そのようにさせてもらいました。確かに、お互いにあまり知らない参加者同士の場合には、そのような方がいいのかもしれません。今日の感触では・・・
※といって、津村の計算ミスで、5人と6人グループを作るつもり(ならば5グループだった)が、6グループを作り、結局、4人と5人グループになってしまいました。計算もできなくなったかと思うと、少々情けない限りです。ここのところ、時計の時間を読み損ねたり、このようにグループ割りを間違ったりと、ひょっとすると老化現象が・・・
まず、「チェックイン」先ほど書いた自分のねらいと今の気持ちを伝え合っていただき、グループづくりのウォーミングアップ。
その後、フューチャーサーチなどのグループミーティングで自律的な運営で使われる役割、「進行役」「タイムキーパー」「記録者」「報告者」を決めてもらい、グループ討議をしていただきました。
3時間のプログラムの中のグループ討議故、充分に時間がとれず、30分、延長して35分という設定になりました。
短い時間設定ながら、模造紙を使って話し合っていただき、模造紙に話し合ったことを書き出してもらい、それぞれ発表をしてもらいました。
いずれのグループも、参加者のニーズと研修のねらいの重要さは協調されていました。これは、研修の要になりますね。そして、それ以外に様々な研修プログラム設計で大切な視点を伝えてくれました。興味深かったです。
それらの発表後、もう一歩グループの話し合いの中での一人一人の様子やグループのプロセスにも着眼することを伝えたくて、簡単なふりかえり用紙(A5サイズ)を準備し、まず個人でメモ書きをしてもらい、わかちあい(シェアリング)をしてもらいました。とても和やかな雰囲気とサポーティブな関係が生まれているようでした。
少し、こうしたふりかえりの感覚をお聞き(インタビュー)しながら、話題を研修プログラムの設計のまとめの話に展開しました。
ファシリテーター・トレーニングの出版物にも書いている「トレーニングプログラム設計の流れ」や、ブルームの教育目標のタキソノミー(分類学)の話と、3つの評価といった一連のお話をしました。
また、今日の一日のプログラムの流れ(構成)をお話しながら、本日の講座を素材に再確認することを試みました。
最後に、「内省的実践家」になることのお話、わずかですが、お伝えして、今日の講座は終了しました。
今日参加してくださった方々が、少しでも、これからの研修や教育に、自信を持ったり、また今以上に興味をもって、取り組んでいただけることができれば幸いです。
ここ数年、この講座に担当者として伺っていますが、やっと今回のプログラムの流れで、なんとか落ち着いてきた感じがしています。参加者のみなさんにも、少しでも受け入れられたなら、いいのですが・・・