平成23年度私立学校初任者研修中京地区研修会にて「グループワーク」を担当
8月16日(木)午前10時より午後12時30分まで、表題の研修を行ってきました。今年は、なんと参加者は168名。近年まれに見る参加者数でした。グループ数も26グループ。
この研修も長い間続いている研修です。ひょっとすると、10年近く経つのではないかと思います。
研修全体は、8月17日(水)から始まり、名古屋ガーデンパレスにて、「『自己形成期』と『言語活動』-生徒たちの言語環境とその今日的課題-」と題して永井聖剛先生(愛知淑徳大学)、「コミュニケーション力を磨く-教師として、人として必要なもの-」と題して中村智恵子先生(キャリアアップガイダンス)が講演をされています。
そして、会場を蒲郡ひがきホテルに移して、8月18日(木)津村の「グループワーク」から始まり、その日は班別研修を行い、翌日19日(金)は集団行動訓練・ヨット操船講習と実習が行われるプログラムです。
津村担当の2時間30分は、ひがきホテルの大会場を利用して、一斉に問題解決実習「おもしろ村」を行います。
2時間半の前半は、「人間関係とは」「コンテントとプロセス」のお話を丁寧にし、その後実習を行います。168名の参加者ですが、いつ行ってもしっかり話を聞いてくれています。さすが、今年度から教員として仕事をし始めた意識の高い参加者であることはすぐにわかります。
また、最近の嬉しいのは、参加者の中に、南山大学の学部の教育(とりわけ教職課程)の中で教えたことのある人と出会うこと、また今年は人間文化研究科の修了生からも声をかけてもらいました。また、心理人間学科の卒業生とも会うことができました。
実習は、30分の実習の中で、コンテントとして課題を完成できたのは、20グループあまり。残念ながら、一問も解決できなかったチームが1つありましたが、ふりかえり用紙に記入してわかちあいの時間も丁寧にすごしてくれました。
168名ととても大勢の中でのインタビューですが、3名ほど手を挙げてくれて、思い思いに感想を言ってくれました。こうした自主的な発言は、とても嬉しいものです。
コメントを伝えながら、最後に、体験学習の循環過程の話をして、「内省的実践家になりましょう」と伝えて、会場を後にしました。結構、力の入った最後の話にもなりました。
相変わらず、私の研修は、スポーツをするような感覚があります。そういえば、インタビューでコメントを行ってくれた参加者も体育担当のようなフレッシュな感じを与えてくれる人たちでした。