南山大学人間関係研究センター主催「アドバンス体験学習」第一日目
本日(2011年2月17日、木曜日)、午前9時から受け付け、午前9時30分からオープニング。
「アドバンス体験学習」の第一日目がスタートしました。
ようこその挨拶から始まり、生活の案内
9時44分
実習「私の旗づくり」
ねらい:お互いに知り合うきっかけづくり
ねらいを明確化し、共有化する
画用紙を配り、クレバスをもって、3つのエリアに
①今の気持ち
②私の体験学習のかかわり
③この研修で取り組んでみたいことは
を描き、各回、そして最後に1回、分かち合いをおこないました。
11:05
休憩
11:15
その後、
「プロセスとは」という話を簡単にして、
教育スタッフチームづくりと、アシストトリオを創りました。
12:10
昼食
13:10
アシスト・トリオ
13:30
実習「的あて」
ねらい:プロセスに気づく
グループの中での自分のありように気づく
体験から学ぶことを学ぶ
14:12
結果の発表
ふりかえり用紙の記入
14:33
分かち合い
15:05
「プログラミング」について説明
教育スタッフチームのミーティング
18:00
夕食
17:15
アシスト・トリオ
17:30
現状報告
教育スタッフチームのミーティング
22:00終了の予定でしたが、全体会質のグループの最終が22:57に終了でした。
別室グループは、午後11時少し過ぎまで頑張られました。
なかなか、教育目標を設定すること、そして、各実習、各パートのねらいを決めて、実習を並べてみることは難しい作業であったようです。難しいが故に、大切なミーティングになったのだろうと思います。
作業の中で、気づいたこと:
・教育目標がどれほど、教育実施に向けてのディレクション(報告づけ)になっているか?いわば、大きなベースとなる目標は、少し夢のような世界・社会を描くとよいのかもしれない
・クライエントの声をそのまま聞いていないか?時として、クライエントの問題として訴えられたことを単にそのまま鵜呑みにしていることがあるかもしれない。「コミュニケーションが若者はできないのです」「新入社員は不安がっているのです」など、もう一歩その声に、再度、クライエントに問いかけて、「それを実現できたり、取り除くことができて、どんな社会、企業、世界を創りたいのですか?」といった問いかけをしてみることも大切だあろう。
・やること、方法が、教育目標として扱っていないか?時として、やろうとしていることが目標で、そのやろうとしたことが実現したら、その参加者はどのようになっているのか?そのことが具体的に見えないことがある。
・目標が、ネガティブな目標になっていないか?時として、「・・・しない」「・・・を解消する」「・・・をさける」といったネガティブな目標設定になっている可能性がある。実現可能性からすると、「・・・できるようになる」「・・・をする」「・・・を学ぶ」
「・・・を気づく」といった肯定的な表現に書き換えてみること。
・上位の目標から、下位の目標をおろしてきているか?関連性があるか?時として、大きな目標の実現として、具体性をもった目標になっているか確認をしてみる必要がある。
・実習の具体的なタイトルに入る前に、各パートで何を実現できればいいのか確認できているか?具体的なねらいは何かを簡単な言葉で表現できているかをしっかり確認しておく必要が有るだろう。場合によっては、「・・・・が体験できる」といった言葉で、描いてみるのもいいだろう。
参加者の皆さんの声を聞きながらたくさんの気づきと学びの刺激をいただいた。そのお返しに、ここに記録として残すことにした。きっと、明日は、もっと気づきと学びが増えていくことだろう。