今日は、4名の教育ファシリテーション専攻のM1の修論の研究発表

今日は、いつもの金曜日、それも、夜は、大学院教育ファシリテーション専攻のM1の学生の研究指導の時間でした。
7名のM1生の内、4名が研究計画の発表を行いました。
いずれも、興味深い内容の修論のテーマを考えられています。
一人の方は、学校教育にラボラトリー方式の体験学習を取り入れ、人間関係づくりの授業を試みようとされています。ただ、今大学で教鞭をとられているので、修論では、教職課程の学生に対してラボラトリー方式の体験学習を実施して、集団へのかかわる力を育てることを考えられています。体験学習の実施から、学びまでのプロセスというかメカニズムの仮説を建てることができれば、おもしろい研究になりそうです。
もうひとかたは、企業内研修にラボラトリー方式の体験学習を取り入れ、研修効果を検証しようと考えられています。チームのパフォーマンス高めるメカニズムをいくつかの提唱モデルを示され、そのモデル検証と併せてトレーニングの実施を考えられています。この研究も興味深いものです。
三人目の方は、専門学校(自動車整備関連)における学生の変化をもたらす実践研究を考えられています。ただ、何を目標にした教育実践を行うかがまだ定まっておらず、その教育目標の設定ができれば、その実現にむけてのアプローチ(方法)の検討をされていくことでしょう。
4人目の方は、看護師の教育、特に、目標管理の実践から、適切な目標管理の面接のあり方をめぐって、体験学習の循環過程を取り入れたモデルの検討を考えられています。ただ、もう一方、ご自身の体験から、デスカンファレンスのあり方を検討することも、研究テーマとしてあがってきているとのこと、ご自身がどちらのテーマで進めようか迷われています。どちらを選ばれても、看護医療の盛会において大切な研究になることでしょう。
今日は、午後6時40分から午後9時50分まで、とても有意義な研究指導の時間を過ごすことができました。