今日の「人間関係プロセス論(グループプロセス)」
表題に書きました「人間関係プロセス論(グループプロセス)」の授業も後半に入りました。残された授業時間は、5回です。
今日から、3回シリーズで、今の「グループの変革に取り組む」と題して、K.レヴィンの力の場の分析を用いた、アクションリサーチの手法に取り組みます。
今日は、その第1回目の授業。グループ討議のセッションを2回行いました。
ステップ1は、グループの現状を分析するために、ブレインストーミングを使って、できる限り現状のデータを拾い出すことから始めました。
ステップ2では、グループの現状データをもとに、グループの問題を明確にするステップです。その方法として、各グループの診断書を作ることを課題としました。
診断名を作り、その現象を表す特徴をできる限り描き出し、その改善策を一枚の模造紙にまとめるグループ討議のセッションを2ラウンド目に行いました。
すごく興味深い診断名が出されたり、よく自分たちの状況を分析した診断書が作成され、プレゼンテーションがされました。
いずれのセッションも、メンバーの一人がファシリテーター役を担い、グループ活動の支援をすることをしました。こうしたファシリテーター役を置くことは、2度目の挑戦です。
このファシリテーター役を担うことで、学ぶことは多そうです。グループプロセスを観る視点や意味が明確になったり、ファシリテーターの意味や意義をよく考えたりして、グループを変革するために必要なことを学ぶ機会になっていることは間違いなさそうです。
こうした学びをした学生が、3年次になって、さらに学びを深める授業体制を作ることを考えなければと思っています。