看護師のリーダーシップ研修の報告会に参加してきました!

本日(12月9日)午後3時より、2時間30分にわたり、名古屋大学附属病院でのリーダーシップ研修の最終報告会があり、聴講させてもらってきました。
16名の看護師の方々が、3つのテーマに分かれ自らの取り組みを発表されました。テーマは、①後輩指導・チーム活動、②係活動、③カンファレンスでした。
附属病院におけるリーダーシップ研修は、昨年度より大きく変わり2年目です。今年度が昨年度の研修プログラムをもとに、ブラッシュアップされたものです。この研修の組立には、津村も一緒に考えさせてもらっています。
とにかく、教育担当の方々の思い入れやエネルギーが、すごいです。それがないとなかなかこうしたプログラムはできません。
研修プログラムの概略を紹介すると
目的は、リーダーシップについて学び、看護チームにおけるリーダーシップを発揮する能力を養う
一般目標は、
1.リーダーシップ理論を学び、看護チームにおけるリーダーシップについて理解する
2.看護チームにおける自己の役割を認識し、リーダーシップを実践することができる
さらに具体的な行動目標を立てながら、プログラムを組んでいます。
(1)講義演習:津村が一日担当:平成22年9月9日8:15~17:00
     3つの実習と基本的な人間関係について、またリーダーシップの理論などを学びます。
(2)グループワーク:3回 17:00~18:30(仕事の合間を縫ってグループで集い,学ぶ)
     自分たちの課題を現場で実践し、達成できたことや改善すべきことを場の理論などを用いながらグループで検討します。また、このグループワークもふりかえりを行い、グループワークの今ここでのリーダーシップも点検します。
(3)報告会:平成22年12月9日(木)15:00~17:30
今日は、(3)の報告会だったのです。
16名のいずれの報告も、現場改善のための取り組みです。
それも、現場の課題とともに自分の人との関わりの課題も大切にしながら取り組まれているのです。
16名の発表後にコメントを求められ、津村が話した内容を書いておきます。
○質疑応答にリアリティがある。
今日の発表で、質問をされる質問の内容が非常に具体的(自分の現場での問題と関連させながら)問いかけをされると同時に、それに対する答えが、地に足が着いた説明でした。それは、3ヶ月自分が取り組んできたことに自信をもって取り組まれた証です。
○内省し、目標をつくり、それに取り組み続けることが大切さ。
自分の行為を内省し、課題を見つけ、それに取り組み、またグループに戻りともに点検し、さらに自分や職場の改善のために新しい課題を見つけ出すといった問題解決のステップを丁寧に試みられています。目標をもって取り組むことの大切さとそのことが成長へ導いてくれる喜びを感じていられるのではないでしょうか。
○研修という枠組みが成長を促進、さらに枠組みをとっても成長の可能性を信じる。
意識的に、自分を、そして現場を替えようとする取り組みができたことは、リーダー研修に参加したことであり、その枠組みも大切であったのでしょう。その枠組みがあったとはいえ、やれたこと、成功したことは大いに自分の強みとしてほめてあげましょう。
○シェアードリーダーシップ論の実践のすばらしさ。
みなさんが取り組まれようとしたリーダーシップは、カンファレンスでみんなの意見が出てくるように、グループ活動でみんなが動きやすくなるように、みんなを巻き込むようにしようとしたという報告が多かったです。このことは、自分一人が引っ張ろうとするリーダーシップと言うよりは、最初御講義でも話しましたし、今日のみなさんの発表にもあったように「シェアードリーダーシップ」の考えを大切にしようとされていることです。こうしたリーダーシップ論を大切にしながら、これからもチーム活動や職場でのリーダーシップを発揮していって下さい。
○学び合う組織づくりへの絶え間ぬ変革の大切さ。
みなさんの取り組みは、組織変革そのものです。コンサルタント会社といった企業に依頼をしてでも実施したいような取り組みを、皆さん方組織の中の看護師さんの一人ひとりの力で変革を試みようとしていることに大きな異議が有ります。主に学び合う組織、自律的な組織、学習し続ける組織として、貴病院が発展していくことを期待しています。
おおまかな話の流れは、このような話(コメント)をしてきました。
それにしても、スタッフのみなさまお疲れ様でした。
3回のグループワークに立ち合う、教育スタッフの方々、そして現場でリーダーシップ研修参加者の試みを温かく見守り、フィードバックを返される師長さんはじめ指導者スタッフに、頭が下がります。
病院のスタッフがいろいろな形で取り組まれていくことではじめて、ラボラトリー方式の体験学習の学びは着実なものになっていくのだなと実感しました。