小さな時のヒーロー・・・

今日は自宅にたどり着いたのが、午後10時30分頃。自宅に帰って、ニュースステーションに目をやると、スポーツのセクション。
小林繁日本ハムファイターズ一軍ピッチングコーチの急逝を報道していました。例の江川事件の被害者のように扱われながらも、本人はプロ選手として毅然としてトレードに応じた話で有名な人です。
その時の監督が長島茂雄監督。私の小さい頃のヒーローです。中学校、高校と野球をやっていましたが、背番号3がほしくて、ピッチャーをやっていたのに、無理矢理肩を壊す投球をし、1塁ベースを守ることになり、背番号3を手に入れたぐらいです。
その長島さんが、阪神江川投手と巨人小林投手との電撃トレードを知らされておらず、長島さん自身、無念だったとのこと。そして、電撃トレードで、小林投手の堂々としたプロ選手としてのインタビューを聞いて、「きみこそ本当の巨人の選手だ」と電話を小林投手に入れたそうです。
翌年の小林投手は、巨人に8連勝、1シーズン22勝をあげたのです。この「なにくそ魂」私は大好きです。私自身の人生は、ほとんどこれで生きているようなものですから・・・
ところが、翌シーズンは、右肘を痛めて、シーズンを投げきることが小林好手はできなかったそうです。その時も、長島茂雄巨人監督は、自分のポケットマネーで、「これで治してやれ」と、元小林投手の専属トレーナーを小林選手のところに行かせたそうです。
あらためて、こうした報道を聞いて、小さな時のヒーローがやっぱり本物だったな・・・なんてうれしくなりました。