学生とともに学び、ともに探求すると言うことの楽しさ
7月に入り、大学の授業も、後数回(3回前後)になってきています。
毎週、授業の準備に追われる身としては、早く授業が終わり、夏休みが来ないかと、きっと学生と同じような気持で日々を過ごしているところがあります。
でも、一方で、今担当している心理人間学科の専門科目「人間関係プロセス論(グループ・プロセス)」は、今年は、昨年よりも新しくまた異なることにトライしているので、毎回授業の準備が大変です。しかし、学生に毎回、授業後のジャーナルを記入するのとは別に、インターネットを使って、大学のWebClassという掲示板に、津村からお題を出して、それに答えてもらっています。
ここ最近のお題は、○グループのプロセスで気づいたことは何か? ○その気づいたプロセスにどのようにファシリテーターとして働きかけるか? それぞれをリストアップしてみるような課題を提示しています。
これが、結構、学生の視点としてとても興味深いのです。
ずいぶん、グループプロセスへの視点を身につけていってくれているように感じています。
一方で、ファシリテーターの働きかけにもバラエティがあり、学生がどこで引っかかったり、挑戦したりしているかが、よくわかります。それを整理するだけで、いろいろな発見と視点の整理ができるのです。
できれば、この授業が終わる頃には、学生の視点を活用しながら、グループプロセスの視点とファシリテーターの働きかけの一覧のようなものを作成したいと考えています。
それほどまでに、学生の記述は魅力的です。自分自身の学びになり、まさに、学生と学び合い、探求し合っている感覚をもちながら授業を行っています。
この授業も、後2回になりました。どんな発見があるのか、残り2回も楽しみです。