南山大学人間関係研究センター紀要「人間関係研究」巻頭言
大学の入試モードの中、研究室での、こつこつとたまりにたまっている仕事を片付けています。
今日は、表題の紀要「人間関係研究」の第10号記念号の巻頭言を書き、事務局に送った。
あらためて、南山大学での10年間、そして、それまでの南山短期大学人間関係科での23年間。思い出せば、リチャードメリット先生との出会い、というか一緒に授業を担当させて頂いたことが、「ラボラトリー方式の体験学習」との出会いでもありました。
メリット先生からは、「講義はしなくてもいいですよ」といったニュアンスのメッセージをもらったのが印象に残っている。今から思えば、いかに学習者が体験をし、そこから気づき学ぶことを支援することが教師のつとめですよと伝えたかったのだろうと推測できます。
でも、当時は、何のことやら・・きっと、授業を受けていた学生たちもしかりでしょう。
でも、きっと、学生たちがもっと柔軟で体験から学ぶことを吸収して怒れたのだろうと思います。
私は、その学生の学びを追っかけるように、体験学習を知り、学んでいったように今から思えば考えられます。それから、30年あまり、体験から学ぶことを伝える役割を担って仕事をしています。このことができるのも、すべて体験から学ぶことを自分自身がやってきたからだろうと思います。
その一方で、まだまだ学ばなければ行けないことがあります。なければならないというか、もう少し整理していきたいことがあります。
まずは、「プロセス」です。この「プロセス」を理解するために、また「プロセス」とはどんなことをさしているのか?とにかく、早く整理したいと考えています。
今回の人関センターの記念の第10号に間に合うかどうか?もう少しこの入試期間のキャンパスの静けさがほしいところです。