対談+ワールドカフェ「場とソーシャルイノベーション」南山大学津村×Art of Hosting ボブ氏

11月30日(火)午後7時より9時30分近くまで、対談+ワールドカフェ「場とソーシャルイノベーション」南山大学津村×Art of Hosting ボブ氏 という企画がありました。
11月28日(日)の人関センター設立10周年事業に続いての西村勇也氏との企画になりました。
準備のために、午後5時30分頃に、会場の名古屋港ポートビルに到着。会場セッティング終了後、午後6時頃から、スタッフ、ビルさん、西村さん、小山田さん、通訳のちえさん。まずは、4人でチェックインから。そして、どんなことをテーマで対談しようかと相談。
すでに、それぞれが歩んできたこと、めざしていることをボブと話をする。いかに民主的な風土を創る。そのための場を創るか。緊張(テンション)を保ちながら好奇心や信頼で対話を創る場になるか・・非常に興味深い話がどんどん生まれてきました。特に、そうした中で、いかに異なる価値を語り合える関係を創れるか?それは、日常にお風呂に入るがごとく、違いが起こったら、そこで対話が起こる関係づくり。これが彼のディレクションだと!いいなあ、ディレクション!夢!私もそのようなディレクション!夢!もっともっと前をみたディレクション。大切にしなくてはと。
午後7時、スタッフをいれて、26人の参加者。すこし簡単に4人のスタッフが自己紹介。その後、26人のチェックイン。一人一人、興味や関心、今日来た動機、そして不安。今の気持ちを語って、今日のコミュニティにコミット。
まずは、津村から5分間の話題提供。何をしてきたか?何をしているか?
津村がしていること:ラボラトリー方式の体験学習→人と人とが関わる場を創る、そして、その関係の中で今ここで起こっていること(プロセス)に気づくこと、プロセスと対峙すること、それは、関係の中で起こっている真実を探求すること、Tグループでは、その真実を探求することであり、真実と向かい合うことだと話す。その真実の中で、対話が起こり、信頼が起こる。また、そのプロセスから、お互いが成長し合う、学び合うことを学ぶことをファシリテートすること。
ボブからは、今ここでこうしてまあるく座っていることの意味。それぞれが責任もって、この場にいることが大切。それがこのフルサークル。話し合いたい・聴き合いたいコミュニティのオーガナイザーとして。そして、学んできてことは、コミュニティ自体に答えがあること。その答えの中からどちらに向かうか、エレガントでミニマムな一歩を歩むことが大切。その歩みが道を造る。また、日本はこれまで関係性の中で培ってきた知恵がある。今壊された関係性から新しいコミュニティづくりの可能性があると思う。
すこし、ボブと対話。津村からは、「エレガント」という言葉にちょっとこだわり、「泥臭い」といった方が、日本人にはあうのではないか、「プレイン」とか「アンソフィストケイト」といった単語の方がよいように思う。後、いくつかのやりとり。
その対談をもとに、1ラウンドだけのワールドカフェ。熱い思いを語るワールドカフェになったようです。
ハーベストタイムでは、
「エレガント」「泥臭い」に刺激されて、「さりげない」といったほうがいいんのではとか、いくつかのアイデアが生まれる。
日本人には、あうんの呼吸のような、ノンバーバルな(言葉以外の)こと、感じることなどが大切になるのではないかといったこと。
ボブからは、深い傾聴がおこること、そしてそこから本音を話すことになること、深い対話が起こることや論理と感情、などのバランスの大切さなどが語られました。
津村は、「泥臭い」「エレガント」「さりげない」も、それぞれその人の好みのことばで、その人の生き方やかかわり方が現れているのではないかと考えた。
最後に、ボブと津村から、こうした場で、テンション(緊張)の大切さ、緊張の中に興味や好奇心、信頼が生まれる場づくりの大切さが話されました。いかにその緊張から学ぶか、緊張をなくすのではなく・・・
とってもとっても、私にとって意味ある、時と場になりました。私のディレクションを大切にして生きよう!
私のモットーは、「プロセスに学び、プロセスに生きる」だ。真実に対峙し、信頼と民主的な風土をどのように創るか、これも課題です。
会場を、9時30分ぎりぎりに飛び出し、ライトアップされた名古屋港の講演をバックに、記念撮影。
真ん中によく似た顔をした、ボブと私がいます。
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