人間関係プロセス論(グループプロセス)の授業も第09回目
今日は、表題に書きましたように、人間関係プロセス論(グループプロセス)の第09回目の授業を行いました。
実習のタイトルでは、{POPO}という、P(participate:グループ活動への参加)の役割と ,O(observeグループ活動の観察)の役割を交互に行いながら、グループプロセスを観察するスキルを養うとともに、フィードバックを通してお互いに成長し合う関係づくりに取り組みます。
先週と今週と、PとOとの役割を交代しながら、学びました。
グループの中で参加体験しているだけでは見えにくいグループのプロセス、メンバー間の影響関係などを観察してもらいましたが、果たしてどのくらい観察することができたのか?少々心配なところがありますが、学生なりにがんばっています(って変な表現ですが・・・)
今日の小講義のテーマは「行為者と観察者の同じ行為に対する解釈の違い」でした。
いかに観察者は、行為者の行為を行為者の特性(パーソナリティなど)に帰属してしましやすく、行為者は周囲の状況に帰属しやすいか。
行為者と観察者との見方・解釈をすりあわせることで、行為者は自分の行動が他者にどのように映っているのか?観察者は自分の見方・解釈がどのような癖や特徴をもっているのか?を知る機会になるのです。
このような体験を通して、グループプロセスを見る視点を幅広くもってくれることを願っています。